家計簿をつけようか悩んでいる人は、次のような悩みがあると思います。
- 家計簿をこまめに記録するのが面倒
- 以前家計簿をつけたことがあるが記入が手間で続かなかった
このように家計改善をしたいけど管理が面倒で続かないことが、家計簿の大きな壁ですよね。
この記事では、そんな方でも続けやすい家計簿づくりのポイントをご紹介していきます。
私は最初気合いを入れすぎてすぐ飽きて面倒になるタイプでしたが、このポイントを意識して取り組んだら家計簿もコツコツ続くようになりました。
社会人はじめは余ったお金=貯金でしたが、1つずつ無駄を削減していきアラサーで貯蓄1000万円を達成できました。
面倒な細かい記録や厳密な計算をしなくても大きな分類で十分に家計の改善点は見えてきますので、気負わず家計簿に取り組みましょう!
家計簿の必要性
毎月の家計の余裕が少ないことや将来のための貯蓄が貯まらないことから、家計を見直したいと感じて始める人が多いと思います。
家計簿は「気づいたら月末にはお金がない」そのような不明な家計を、以下のように明確にして節約ポイントを洗い出し改善するためのツールです。
- どのような支出があったかを記録する
- 支出の記録から無駄や削減できる項目を見直していく
このとき項目を増やすほど管理は複雑になり続かず、細かく分類された項目1つ1つの削減効果は小さいため家計簿へのモチベも下がりやすいです。
「何に使ったか」ではなく「自分が無駄だと感じる支出がどれだけあったか」を知ろうという意識で取り組むことが大切だと思います。
続けやすい家計簿のポイント
家計簿が続かなくなってしまう理由は様々あると思います。
- 毎日こまめに記録する気力が続かない
- おすすめされていた管理方法(アプリまたは手書き)で始めたが合わなかった
- 分類や値段など1つ1つ記録していくのが大変
これらを解消する続けやすい家計簿作りの3つのポイントご紹介していきます。
こだわりすぎない
面倒だと感じる大きな理由に「細かくルールを作り、それにとらわれすぎてしまう」ことが挙げられます。
- 購入商品1つ1つ記録記録する
- 一日の終わりに必ず家計簿をつける
- 同じレシート内の食費と日用品を1円単位で計算しながら分ける
このような購入品全てを知ることや1円単位で合わせること、家計簿をつけるタイミングなどは、家計の改善点を見つける意味で大きな意味はないと感じます。
家計簿のつけ方に決まりはないため、私の場合は以下のことを決めて好きなタイミングでつけるだけにしています。
- 自分が必要な分類項目(食費・日用品費・住居にかかる費用・娯楽費など)を決める
- 分類項目を毎月決まってほぼ同額支払う固定費と、月毎に支払う額が異なる変動費に分ける
レシート内で分類が混じっていても購入額が小さいと分けなかったり税抜で記録したりと、数円~数百円にこだわって記録はしていません。
ここで固定費と変動費を分ける理由としては、次のような見直しをするためです。
- 固定費が明確になることで、収入に対する割合や通信費・保険など節約ポイントが見えてくる
- 変動費は支出がなくても問題のなかった費用(価値観により異なる)が膨らんでないか程度に見直す
節約という観点では固定費の見直しは一度の変更で長く効果が続くため、家計簿には変動費と分けてまず把握することをおすすめします。
このように、はじめに自分が必要な項目を大まかに決めたら、こだわりすぎないと気が楽になり続けやすく感じると思います。
取り組みやすい管理方法を選ぶ
書店で手に入る家計簿帳や好きなノートに自作する家計簿、よくおすすめされているアプリなど様々な管理方法があると思います。
手書きとアプリにはそれぞれ次のような異なるメリットがあると感じるため、好みや取り組みやすい方から選んで問題ないと感じます。
【手書き】
- 好みのアイテムを使うことで気分が上がりやすい
- アプリの使い方などを覚える必要がなく、自由な形式で気軽にはじめやすい
【アプリ】
- はじめに項目など設定してしまえば簡単入力やクレカ分の自動記録、自動計算など日々の管理が楽になる
- 携帯は身に着けていることが多く、記録するタイミングや場所に縛られにくい
時短だけで言うのであれば、アプリは入力も修正も簡単で隙間時間にさっと携帯で済んでしまうのでおすすめです。
しかし、アプリの使用に腰が重い方や好きなアイテムを使用することで楽しく続けられる方は、手書きがおすすめです。
作成に時間をかけない工夫をする
毎回の入力で大幅に時間が掛かったり、計算や仕分けなど考える事が多いと、どうしても面倒に感じて後回しにしがちです。
その点で手書き家計簿とアプリ家計簿を比較すると、日々の入力の手軽さや自動集計などをしてくれるアプリの方が時間がかからずおすすめです。
しかし、手書きには気軽に始めやすいことや好みのアイテムにより気分が上がり続けやすい効果もあるため手書きが良い方もいると思います。
その場合、市販の家計簿などテンプレートに従って記録するではなく、自分が決めた分類項目の管理のみに工夫することで一気に時短になります。
色々な活用欄に始めは気合を入れて書きますが、面倒になってもこれまで書いてきたから続けなきゃと駆られて大変になってしまいます。
そのため、シンプルに行が入ったノートやスケジュール帳は余計な情報がなく、カスタマイズしやすいためおすすめです。
日付別に最低限の項目ごと記入するだけならそれほど時間はかからず、毎日項目数が多い場合はちょこちょこ買いの癖があるかもしれないので見直しにもなりますよ!
家計の見直し
家計簿をつけたら次は家計の見直しです。
レコーディングダイエットが食べた物の記録のみで行動を変えなければ体型に変化がないように、家計簿も見直さなければただの文字の羅列です。
記録したことで満足して「必要なものだからしょうがない」で片づけず、固定費と変動費に分けてしっかり見直していきましょう!
固定費の見直し
通信費や保険など固定費は一度見直して削減すると、長く続き効果も大きくなることが多いためまずはじめに取り組むことをおすすめします。
私は通信費や保険の見直しなどをして毎月1万円ほど削減し、固定費を大幅に改善できました。
漠然と必要経費・安心代だからと片付けずに「必要以上に支払ってないか」と疑い、知識をつけて無駄を削ることが家計改善には必要です。
固定費の見直しに関しては以下の本が大変参考になるため、ぜひ書店で確認してみてください!
変動費の見直し
変動費はそれぞれのお金の掛けどころや価値観によって削減すべきポイントが異なるため、私が考える削減例をいくつか挙げます。
- 食費はスーパー・外食・コンビニに分け、外食やコンビニの利用を見直す
- ふるさと納税の返礼品を活用して日用品費を下げる
- お金を使わない日(ノーマネーデー)を意識的に作り、毎日のちょこちょこ買いを減らす
- 収入から先に貯金に回しておく先取り貯金をして、残ったお金でやりくりする
以下の記事ではふるさと納税のおすすめ日用品をまとめているので、併せて参考にしてみてください。
またそのほか細かいマネーハックは価値観に合う合わないがあると思いますので、より多くの中から合った方法を発見できる次の本がおすすめです。
このように固定費と変動費を分けて1つ1つ見直していくことで、無駄のない自分に合った家計が出来上がってきます。
まとめ
面倒くさがりやズボラさんでも続けやすい家計簿のポイントを3つご紹介してきました。
- こだわりすぎないこと
- 取り組みやすい管理方法を選ぶ
- 作成に時間をかけない工夫をする
家計簿が手間という固定概念を捨て、作業を簡単・時短にした自分専用家計簿であれば面倒に感じにくくなると思います。
スマホ決済は全て記録していないなど支出の管理漏れがなければ、購入品の詳細や1円単位の管理などは改善点を見つける上では大きな影響はありません。
家計をどのようにしたいという目的を明確にしつつ、意味のない所にこだわりすぎず気楽に取り組みましょう!
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